施工経験記述の合格体験記は先輩からの貴重なアドバイス、そして、木造建築しか経験がない方も諦めないで。

一級建築施工管理技士の第二次検定における「施工経験記述」は、合否を大きく左右する最重要パートです。
本ページでは、実際にこの経験記述に合格した方の体験談を掲載しています。
書き出しの工夫や、キーワードの入れ方、時間の使い方など、成功のヒントが満載。
これから経験記述に取り組む方は、ぜひ参考にしてください。
年代別の合格体験記(20~50代)+木造建築の経験しかない方
合格体験記(20代)
● プロフィール
20代後半・中堅ゼネコン勤務・学科同年合格・現場経験3年
● 経験記述で一番悩んだこと
とにかく経験が浅くて、「書ける現場があるのか?」と不安でした。さらに自分のやったことに自信もなく、全部上司にやってもらった気がして…。
● どうやって書けるようになったか
日報と写真をもとに、自分がやった「段取り」や「確認作業」を整理してみたら、意外と書けることがあると気づきました。「現場代理人じゃなくても管理はできる」と添削で教わったのが大きかったです。
● 添削の効果
「成果が曖昧」「主語が抜けている」など、自分では全然気づかなかった点を指摘されました。それから、文を直すだけでなく、考え方そのものが変わりました。
● 使った教材・参考サイト
会社の工事記録、施工管理技士の過去問、YouTubeの講義動画、当サイトの例文ページ
● これから受ける人へ
経験が少なくても、「自分がやったことを具体的に書く」ことに集中すれば大丈夫です。そして、難しく考えすぎず、まずは書いてみること!
合格体験記(30代)
● プロフィール
30代前半・ゼネコン勤務・学科合格済・現場経験10年
● 経験記述で一番悩んだこと
最初は「どの工事を書いていいかわからない」状態でした。品質管理と安全管理、合理化、どれにしても中途半端で…。
● どうやって書けるようになったか
自分の現場写真を見返して、具体的な工夫やトラブル対応を掘り起こしました。たとえば、キーワード(たとえば「施工手順の標準化」や「是正指導」など)を意識的に入れるようにしました。
● 添削の効果
最初に書いた文章を、添削してもらったら「誰が何をしたかが伝わらない」と言われて衝撃を受けました。そこから主語と動詞を明確にする意識が変わりました。
●使った教材・参考サイト
過去問3年分、自社の手順書、ネット上の体験談、当サイトの例文集
● これから受ける人へ
「努力しました」「注意しました」だけでは絶対に通りません。つまり、行動と効果を具体的に書くことが一番大事です。
合格体験記(40代)
●プロフィール
40代前半・地方ゼネコン勤務・学科合格後2年目で再挑戦・現場経験18年
●経験記述で一番悩んだこと
これまでの現場経験が多すぎて、どれを書けば一番伝わるのかが難しかったです。そして、「書きたいこと」より「評価されること」が何なのかが分かりにくくて…。
● どうやって書けるようになったか
評価基準を見直し、「トラブル対応」「是正指導」「改善結果」が含まれている経験に絞りました。自分が「段取りだけでなく、判断もしていた」と気づけたのがきっかけです。
● 添削の効果
主語が「私」になっていない文が多く、読んでも誰がやったかわからないと指摘されました。そして、そこを意識して直すことで、一気に通る内容になりました。
● 使った教材・参考サイト
社内資料、手順書、当サイトの例文、体験記ブログ
● これから受ける人へ
経験があるからこそ、自分では当たり前と思って書かない部分が評価に直結します。つまり、第三者目線で書くことが大事です。
合格体験記(50代)
● プロフィール
50代・建設会社の所長・学科免除・現場経験30年以上
● 経験記述で一番悩んだこと
書くのがとにかく久しぶりで、「日本語としてどう書いたらいいか」が不安でした。現場のことは分かっているのに、書こうとすると何も出てこない…。
● どうやって書けるようになったか
まずは口頭で誰かに説明してみて、それを録音して文字に起こしました。結果、経験があるからこそ、順序立てて話せば文章化しやすかったです。
● 添削の効果
「抽象的な表現が多すぎる」と言われたことで、何をどこまで書くかの目安が分かるようになりました。そして、「書かないと伝わらない」という感覚は添削で初めて得た実感です。
● 使った教材・参考サイト
昔の現場日誌、施工計画書、当サイトの事例
● これから受ける人へ
文章が苦手でも、現場経験を整理することで、具体的な記述につなげることができます。そして、誰かの力を借りてもいいので、諦めずに取り組んでください。
合格体験記(木造建築の経験しかない方)
●プロフィール
30代前半・工務店勤務・木造住宅専門・RC造などの経験なし・学科と同年合格
●経験記述で一番悩んだこと
施工管理技士の試験は「大きな現場の話が必要」だと思い込んでいて、木造住宅ばかりの自分に書けることなんてないと思っていました。そして、施工図や工程管理も、ほぼ現場監督一人でやっているような現場なので「この程度の経験で通るのか?」という不安が大きかったです。
● どうやって書けるようになったか
調べていくうちに、「規模よりも管理の中身が評価される」と知りました。たとえば、品質管理なら「接合部の金物の確認」「ホールダウン金物の締付チェック」、安全管理なら「仮設足場の点検」など、小さな現場でもちゃんと管理していた場面がいくつもありました。
現場写真や過去のLINE報告、納まり検討の資料などを見返しながら、つまり、自分の判断で動いた場面を中心に整理して書いていきました。
● 添削の効果
最初に書いた文章では、評価される視点が抜けていると指摘されました。つまり、「確認した」とだけ書いていても、なぜ確認したのか、結果どうなったのかがないと伝わらないんだなと気づきました。
また、木造ならではの管理ポイント(例:防蟻処理、防水紙の施工確認など)もきちんと管理として通用することを知り、安心して書けるようになりました。
● 使った教材・参考サイト
自社の現場記録、現場写真、当サイトの例文、書き方ガイド動画
● これから受ける人へ
RC造や鉄骨造の経験がなくても、木造の現場で行った管理内容を具体的に整理することが、記述対策につながります。そして、経験の規模よりも、現場で自分が「なにを考え、どう対応したか」が伝えられるかがカギです。臆せず、まずは書いてみてください!
まとめ
一級建築施工管理技士・第二次検定の施工経験記述は、「現場経験の豊富さ」や「大規模工事の実績」が絶対条件ではありません。
そして、今回ご紹介した体験記からもわかるように、
- 経験が浅くても、現場での気づきや工夫を正確に書ければ合格できる
- 経験が豊富でも、「読み手に伝わる表現」に直すことが合否を分ける
- 木造住宅や小規模工事でも、自分の管理業務を具体的に記述すれば評価される
といった共通点が見えてきます。
つまり、「何をやったか」よりも「どう書いたか」が、合否を左右しているのです。
自分には書けることがないと感じている方こそ、まずは小さな経験からでも言葉にしてみてください。
もし迷ったら、添削サービスや例文集を参考にしながら、少しずつ自信をつけていきましょう。



