木造の施工経験記述例について
木造建築における施工経験記述の具体例を掲載。品質・安全・環境などのテーマ別に、実務経験を活かした記述の参考に。

木造の大規模建築物の施工経験記述はあり?なし?
近年、CLT(直交集成板)やLVL(単板積層材)などの新しい木質構造技術の進化により、木造であっても大規模・中高層の建築物が可能となっています。
実際に、保育園・学校・集合住宅・商業施設などで、延べ面積1,000㎡を超える木造建築が都市部でも建設されており、国も脱炭素の観点から木造推進を積極的に進めています。
こうした背景から、一級建築施工管理技士の施工経験記述においても、木造の施工経験も、施工管理上の工夫や留意点を整理しておく価値があります。
特に、CLT構造の施工管理、耐火・防火対策、木造特有の工法上の工夫などを実務経験に基づいて記述できることは、今後の記述試験においても大きな差別化要素となるでしょう。
なぜ今「木造」でも大規模建築が可能なのか?
🏗 技術的背景
- CLT(直交集成板) や LVL(単板積層材) などの新しい木質材料の進化
- 構造計算や接合部設計の進化で、耐火・耐震性の基準をクリア
- 建築基準法の改正により、特定条件下で大規模木造が可能
最近の木造事例(一部)
- 都市部の3階建て以上の保育園・学校・集会施設
- 商業施設・事務所ビル(延べ面積1000㎡超も)
- CLTを使った中高層木造アパート
つまり、「木造=小規模」はもう過去の話。
試験対策としてのポイント
木造に関する記述
工事概要/躯体組立て/防火・耐火対策/接合部の工夫
トピック候補
- 大スパンの梁の処理
- 耐火構造の工夫
- 防腐・防蟻処理の工法
- 現場搬入・クレーン計画 など
書くときのコツ
- 「木造だけど大規模」な現場をアピール
- 木造ならではの課題(ねじれ、火災、劣化)と、それにどう対応したかを書く
- 「新しい技術を用いた」事例は高評価されやすい
予想される試験テーマ例
- 「木造2階建ての保育園新築工事における、施工上の留意点」
- 「CLT構造を用いた木造施設の施工時に苦労した点とその対応」
- 「木造集合住宅の耐火区画の計画と施工管理」
まとめ:今後の記述対策として
- 木造も「記述テーマ候補」に含めておくべき時代
- あらかじめ「木造工事に関するテンプレート」も用意しておくと安心
- 自分が鉄骨やRC中心でも、比較材料として木造を触れておくと記述の幅が広がる



